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バンコクのお部屋探しならもぐら不動産

誤解を招くので先に言っておきますが、特に不動産を生業としたことは一切ない。言ってみたかったステレオタイプのフレーズを思うまま書いてみた。陳謝陳謝。

会社を辞めることは相当前から決めていたので、虎視眈々と準備を開始。その結果、沈む太陽すら、窓の隙間から入ろうとしてくるほどに、良い物件に出会ってしまった。本日は物件選びについてお話。バンコクに住む予定がある人の参考になればと思う。

目次

見過ごし過ぎた高額家賃

時はさかのぼり、バンコクへ来たばかりの6年前のこと。当時からバンコクの家賃は安い、そして日本において一般的な収入の人間ではありえない、体中に汁があふれ出すほどの極上ムネアツ高級コンドミニアムに住めると聞いていた。住むところに強いこだわりのある僕は、自分で多数の物件を見て楽しんだ。

噂はリアルだった。「こ、この値段でこの物件に住めるのか?」「日本なら事故物件プライスだぞ」と思いながら、内覧時のほとばしるテンションを抑えてはいたが、幸せホルモンとして知られるセロトニンが爆発していたことだろう。単純なぼくは成金属性の人間が憧れがちである(偏見)高層階に胸を焦がした。

28階に位置する部屋は日本で生活をしていたら、到底お目にかかることがなかったほどの景色だ。それをまさかの独り占めしている状況にうかれ散らかし、瞳孔はかっぴらきハアハア状態だったに違いない。広さが40㎡で19,000バーツだった。当時のレートで、57,000円くらいだろうか。(今のレートで76,000円程度と考えると割高に感じるが・・・)

選んだ場所はバンコクのアソーク・プロンポンといった日本人エリアではなく、数駅行ったオンヌットエリアである。このエリアは人によってもつ印象が大分違うと思う。中心部に住む人には「ローカル色が強い」と言われることもあれば、バンコクの通みたいなポジションからモノ言う人は「もう日本人に浸食されている」と言われたりもする。

僕から見たオンヌットは「都心と下町がMIXした住みやすい街」という印象だった。また、中心部に比べて家賃と広さのバランスが取れている場所でもある。来たばかりの時に調査した結果、中心部から抜けたエリアでコスパが一気に上がる分岐点は、プラカノンエリアからと判明した。

アソークから西は僕の中で魔界村認定をしているので端折るが、BTSベースでみるとこんなイメージであると思う。エカマイは高級住宅街という側面もあるため、中心部をまたぐように書いみた。実際に見てきた感覚でプラカノンから先が、なぜか家賃が急激に下がり始める。

中心部に住めば何不自由なく、快適な暮らしができるだろう。プロンポン・トンローなんてタイ人がいないのでは?と思うほど、外国人が多いエリアだ。タイ人がいないは大げさではあるが、本当に外国人が多い。日本的なサービスを求めなければ、中心部でなくても十分快適である。

前置きは長くなったが当時こそ「コスパ高過ぎ」と思って選んだ19,000バーツの物件は、決して割安感がないことに何年かして気づいた。まだ余裕があり、面倒だったという理由でそのまま数年も放置。そして、きたる危機を察知するまで動かなかったのだ。

家賃を下げてお部屋のグレードアップ

重い腰を上げて無色のピンチを察し、お部屋変更に成功したにはいくつか理由がある。その前に部屋のスペックを紹介しておこう。14階で45㎡の1ベッドルーム、家賃は13,000バーツだ。まず、バンコクの物件の部屋の表記を見てほしい。

・スタジオルーム→ベッドルームの1室だけで、部屋がセパレートしていない一色単な間取り

・1ベッドルーム→リビングと寝室がセパレートしている間取り

・2ベッドルーム→1ベッドルームと同じ考え方。寝室が2つ

一般的なコンドミニアムはこのような間取りが多いだろう。高級物件あるいは街の外れになれば、3ベッド以上もあるとは思う。今回僕が選んだ物件は前物件より、5平米広くなっているが、体感ではそれ以上に広くなっているような気がしている。正方形に近いリビングや完全にセパレートした寝室。リビングには窓が2面にあり、バンコクのどちゃくそ汚い風通り抜けるため、気持ちよく感じる。ここにきて間取りや窓の配置の重要性を思い知った。

さて、どうやってこの物件を選んだかというところなのだが、やり方は非常に単純で日系の仲介会社ではなく、タイローカルの仲介エージェントにコンタクトをとっただけだ。ローカルの不動産サイトなど、有象無象にあるのでそのなかか適当な物件にアプローチする。そうすると必然的にタイのエージェントと話すことになるのだ。

なので最初に選ぶ物件は何だって問題なし。肝心なことは良いエージェントとつながることなのだ。機会は1回ではないので、複数のエージェントを抑えておけばなお良いだろう。エージェントによって抱えているエリアや物件が違うので、狙いのエリアで活動しているエージェントを抑えよう。

言語の心配は?という疑問があると思うけど、コンドミニアムを扱うエージェントは多くの外国人を相手にしているから、基本的な英語はおおよそ通じる。コンタクトが取れたら実際に内覧してみよう。

選ぶときに必ずエージェントと話すことになると思うので、その時に部屋のオーナーの人となりを聞いておくといいだろう。いざ部屋を借りて住むと、日本の物件とは比にならないほど問題が起こる。日本の物件がいかによくできたものかと、時間差で感動することになるのだ。

オーナーの対応が良ければ、問題があったときや部屋を解約するときにもスムーズに事が運ぶ。言い忘れたがタイには敷金礼金とは違う、デポジットという前金を支払わなければならない。契約時に2か月分+1か月分を支払う。しかし、解約時に返金されることが、敷金礼金との大きな相違点だ。

解約時に破損した分などを前金から引かれ、残りが返金される。何事もないことを前提として話す。オーナーが正気沙汰であれば、そこまで引かれずにデポジットは返金される。しかし、狂気のオーナーであれば、なんだかんだいちゃもんをつけでがっつり引いてくる場合もあるのだ。

エージェントからそこらへんの情報もしっかり引き出せば、良い物件を見つけられる可能性がグッと上がる。こうして僕は物件のグレードを上げつつ、6,000バーツもの差額を生み出すことに成功した。もちろん、表示価格からの値下げ交渉もしている。しかしながらパンデミックの最中で、外国からのわざわざバンコク移住を目指す人もいなかったということも、家賃が下がった原因の1つではあろう。

もぐら流バンコクでの引っ越しの考え方

前述したように敷金礼金ではなく、デポジットという前金システムのため、返金される金額が大きい。そのため、日本での引っ越しとは経済的ダメージが大きく違う。帰ってきたデポジットはそのまま次の物件での活用が可能だ。

しかしながら、引っ越し代ってバカにならない・・・というのも日本での話。タイでも運送系のサービスも充実しており安価なため、レートの変動を考えても割安と言えるだろう。少々の移動ならピックアップトラックを召喚しても、1000~2000円程度だ。

引っ越しサービスというわけではないので、手取り足取り手伝ってくれるわけではないことを理解しておこう。僕の場合はそこまで荷物がないので、1度のピックアップで事足りてしまう。

契約は大体が1年以上だが、交渉によってはもっと短期でもいけるだろう。一昔前にコンドミニアムの建設ラッシュがあったため、賃貸の数も膨大な量だ。競争は激しく、部屋を選んでもらうのはまあまあな倍率であることが容易に考えられる。そのため、表示価格より安くしてくれる場合が多い。

安いか高いかを判断する基準として、注目してほしいのが1平米あたりの貸し単価だ。お気に入りを見つけたら、何件か調査するとどのくらいが相場かわかるので、それと比べてみよう。

賢いオーナーたちは値下げをしないで選ばれないことにより、この先に待ち構える途方もない無限無人状態回避の道を選ぶのだ。長々と話したがバンコクでは引っ越しがこれだけ手軽である。物件が気に入らなければ、契約更新時にサクッと見切って気軽に引っ越しするという道を選びやすい。

そうはいっても僕の場合は面倒で意外と引っ越ししないのが現状である。

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