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バンコクでの食事

「物価が安いから食費も安い」と思われがちなタイランド。答えはYESでありNOである。日本でもそうだが何を食べるかにもよる。毎日タイ料理を食べて、全身ナンプラー人間になる覚悟さえあれば、爆発的に食費は安くなるだろう。

しかし、旅行でもない限り、毎日タイ料理をたべることは苦行になりかねない。また、健康的にもアウトだろう。

目次

行きつけのタイ飯屋

冒頭では毎日タイ料理はきついと、ややディスり気味からスタートしたものの、主食はタイ料理であることは告白しておこう。食べたいから食べているのではなく、生きていくための選択として泣く泣く選んでいる。基本的に脂っこいものや辛いものが多いので、気持ち的にも物理的にもしょっちゅう食べたいとは思っていない。

しかし、選ばなければ油の少ないものもあるし、辛くないものもある。もちろん注文時に調整してもらうことも可能だ。もぐらの行きつけタイ飯屋は何か所ある。屋台3か所に店舗型2か所だ。用途や気分によって、使い分けている。屋台ではクイティアオを食べることが多い。

クイティアオと言えど、色々な種類があって、僕が好きなタイプは汁が透き通っているタイプ。日本のラーメン屋と比較すると、量も少なくどこか物足りない。至らない点は価格の安さで、日本人を納得させている。とはいえ、近年の物価上昇で45バーツだった価格は50バーツへ。5バーツの重みは庶民からしたら、思いのほか大きい。

バーツはバーツの話なので為替レート話を混ぜても仕方ないが、円高も相まって余計に一昔前より割高に感じる。しかし、今のレートでいえば200円程度・・・日本人であれば高いとは思わないレベルだろう。

さて、本気でご飯を食べるときは店舗型のタイ飯屋に入る。昼まであればカフェ機能が付いたところに入店して、そのままパソコン作業をしたり、本を読んだりして週末のOLのような優雅でのんきな過ごし方をする感じ。店舗を構えているだけあって、屋台に比べ若干値段は上がるものの、それでもまだ安いと感じ。

パパイヤサラダで60バーツ(240円)、ガパオライスで50バーツ(200円)程度だ。食後のシャレオツコーヒーは50バーツ(200円)でガパオと同じ。そう考えると複雑な気持ちになる。僕はいつもモカを飲むのだが、行きつけのそれはすさまじくうまし!

僕だけかもしれないが、うまいコーヒーを飲むと恐ろしいほど急激な尿意を催すことがある。何回かに1回は間に合わないことがあるほどだ。しかし、うまいうまいと体が喜ぶから、飲むことをやめる気はない。

バンコクは飯屋やカフェが無駄に多いので、住めば誰もがお気に入りを見つけるだろう。僕の場合は自分の中で見事にすみわけをして使い分けている。

バンコクの和食

バンコクには異常な数の日系のお店が点在している。自称旅系ユーチューバーがここぞとばかりに「海外にでるべき!」と、得意げに話す動画を見かけるがある。見るたびにゲロ吐くほど、ちゃんちゃらおかしくなるのだ。居心地がよくなり、気がつけば大体タイに居座る、旅系というよりはタイ系ユーチューバーとなるシステム。バンコクの中心部は異国の地と呼んでいいかと思うほど、日系のお店があるし、日本人がわいている。

旅感を感じるのは始めの数回だけだろう。和食はあふれているのに、困りごとと言えば値段が高すぎることだ。住み始めると和食の偉大さ・尊さを感じ、お出し文化の素晴らしさに気づく。心ではいつも和食を欲している。「しょっちゅうは食べられない」この感覚は現地採用を経験していればわかるだろう。

ラーメンを例に挙げよう。200バーツ台後半のラーメンなどざらにある。プロンポンのある某ラーメン屋は確かにうまい。味噌ラーメンで390バーツ・・・ラーメンなら日本でもウッとなるとなる価格帯だ。それでも人が入っているのでバンコクはどうなっているんだと感じてしまう。

日系居酒屋もなかなかパンチが効いた価格だ。バーツ表記だと感覚がバグる現象が起こり、スルーされがちだがそこそこ良い価格のお店が多いことは確かである。バーツマジック恐るべし。

1品200バーツ超えのメニューがズラッと並んでいるとそれが相場みたいになり、何も感じなくなってくる。後はタイに駐在している人間たちは、昭和の日本のような接待がいまだに許されている場合が多いからだろう。舞い上がった人間たちは、頭の中がお花畑と化し「会社のお金だから大丈夫」と、夜な夜な居酒屋からの夜遊び接待がセットになっている。

何も考えず高価な料理を万々注文し、お酒の力で気持ちが大きくなり、狂ったような形相と大声で部下をなじり、取引先にはヨイショヨイショの光景をよく気かける。雇われ人間に前向きな経費を使えている、会社思いな人間はゴクゴク一握りと感じる瞬間だ。「これだけ人脈があるから自分で会社作ります」っていう人は、大体会社作らない人なので気をつけよう。

料理の話から脱線したが、クオリティは高いと思っている。と、いうかまずければ生き残れないのがバンコク。もしくは値段が安ければ、クオリティはそこまででなくても何とかなるだろう。僕が行ったことのあるお店では、雰囲気を損なうという理由から、子どもを禁止にしている店もある。こだわりが強いだけあって、ご飯にもおいしかった。

総括するとバンコクで和食を食べることは、僕のなかで少し贅沢をすることであるということはわかってほしい。

やむおえなく自炊

タイ飯8割の和食2割くらいの割合が僕の現状。最近、年のせいもあって塩分や油分を気にするようになった。そのため、いままでやってこなかった課題の1つである自炊をするようになっている。しゃれ込んでパスタを作ってみたり、天然プロテインである鶏を蒸してみたりと、少しバリエーションも増えてきた。

一生懸命作った料理は、大体まずい。日々進化はしているもののまだまだまずいのだ。かといって同居人に作らすとタイ飯になる。味の素・ロッディー(魔法の調味料)を思いのたけだけ入れるの、体を攻撃してやまない。髪の毛は遠慮なくスパスパ抜けていき、体調も優れなくなるので僕が腕を上げないと地獄のスパイラルは止まらない。

市場で食材を買うと訳が分からないくらい、安いが食の安全とは程遠い。農薬が怖いのでベーキングソーダで洗ってから調理する。少し高いがスーパーでオーガニックを買うこともある。オーガニックと考えれば割安と言っていいだろう。本当にオーガニックかは疑わしいが・・・

量をそこそこ作り、何日かに分けて食べるのなら、自炊はなかなかどうして良い選択だ。

バンコクでの食事の総括

結果から言うと僕の場合は、日本に比べて安くついていると思う。1人で暮らしていた時は1か月大体6,000バーツくらいだった。2人になっても12,000~15,000バーツには収まっていると思う。

日本食を食べなければ、食費がかさむことはないといえる。自炊は食費を抑えるというよりは、健康を気遣ってという感覚だ。お金に余裕がある人は日本食に困ることはないから、本当に住みやすい場所ではあると思う。特にプロンポン・アソークは街並みが違うだけで、日本のような生活を望めばできてしまうタイのジャパニーズシティだ。

ローカルな生活がしたい人は郊外に出ることをおすすめする。郊外と言っても栄えている場所がスポット的なので、ほんの数km行けばローカルエリアに出られるのでイージーだ。

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